制服ができるまで

制服づくりには多数のプロセスがあります。 効率化を図るために最新の機器がいくつもの工程で導入されていますが、同時に生地の裁断や縫製、製品の検品といった多くの工程に、今も職人の技術が生かされています。

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Planning

制服の製作工程において、序盤の要となるのが「試作サンプルの作成」です。 まず標準サイズのマスターパターンを作成します。 このパターンをベースに、「試作サンプル」を制作。 できあがったサンプルから仕様書を作成します。

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Making Pattern

マスターパターンをベースに、型紙をサイズ展開します。 このように服の標準サイズを拡大・縮小してパターンを作成することを「グレーディング」といいます。 グレーディングは量産体制の大切な第一歩です。

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Cutting

生地を型紙に合わせてカットする工程が裁断です。 裁断には自動裁断機のほか、ラベリングマシーンや自動延反機など、最新のテクノロジーを駆使した専用機器が使用されます。 一方で、手バサミや手ノミの伝統技術もいまだ現役です。

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Parts

ボタンやファスナー、ラベルなど、制服の生地以外の部分を「付属品」と呼んでいます。 アイテムは数千種、総数は100万点前後に及ぶと言われています。 これだけの数の付属品を、いかに管理・分類するかがポイントとなります。

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Sewing

製品を一人で縫い上げる熟練スタッフもいますが(丸縫い)、工場での縫製は細かく分業化されています。 製品の送り作業を完全オートメーション化した宇部工場の「イートンシステム」は、分業化された縫製に最適な設備です。

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Inspection

商品内容に間違いはないか、糸の摘み残しがないか、傷や不良箇所がないか、針などの混入物がないか。 こうした可能性を担当者の手と目視、検針機により徹底的にチェックします。

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Finishing

製品の肩や襟元に専用のプレス機でプレスをかけます。 このひと手間で、制服が商品として輝いてきます。そしてラベルを取り付けて完成。 最後に人の手で丁寧に折り畳んで箱入れをし、アソートセンターへ送られます。

制服が届くまで

お客様一人ひとりの商品を詰め合わせ(アソート)するのが当社のアソートセンターです。 迅速・的確にお届けするために、製品の入庫段階から高度なノウハウと細やかな配慮が必要とされます 。和蔵アソートセンター(岡山県倉敷市)と、宇部テクノパークアソートセンター(山口県宇部市)があります。

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Warehousing

注文に対して迅速・正確に対応するために、なにより重要なのが入庫の仕方(在庫配置)です。 当社では、数万種類におよぶ学校オリジナル制服それぞれに保管場所(本籍地)をあらかじめ決めておき、コンピューター上で管理しています。

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Picking

注文のあった製品を保管場所から集める作業をピッキングと言います。 作業者は指示に沿って製品を迅速・的確にピッキングします。 数万種類の製品をすばやくピッキングするためには、できるだけ移動距離を短くすることが重要です。

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Assorting

全国の高校の入学式までの限られた期間に必要な商品をピッキングし、お客様一人ひとり異なる内容のアソート作業をおこないます。 冬物の学校制服だけでも年間10万セット以上をアソートセンターから出荷しています。

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