2度の出産と、2度の職場復帰
現在、入社7年目ですが、これまでに2度の産休・育休を経験しています。最初の出産は入社2年目のときでした。当時はまだ育休経験者がそれほど多くなかったのですが、その頃からだんだん社内で制度が定着し始め、今では育休取得者・復帰社員がかなり多くなっています。後に続く人たちが私たち復帰社員の姿を見て、少しでも参考にしてくれるといいですね。今は16時に終業する時短勤務制度を利用しています。
スクールスポーツ担当が扱うのは学校の体操服。ジャージ上下とハーフパンツ、Tシャツが主要アイテムです。これらの商品データを管理するのが主な業務になります。総合職の社員が決めた生産計画にもとづいて、私たち一般職の社員が工場に生産指示を送ります。時短勤務だと他の社員のサポート業務が多くなるのですが、そんな中でも与えられた仕事をこなすだけでなく、なるべく自分にできることを見つけて会社に貢献できればと思っています。
さまざまな業務を経験できるポジション
商品管理業務がメインになりますが、社内の状況に応じてさまざまなサポート業務を担うので、いろんな仕事を幅広く経験することができます。たとえば以前、パソコンのグラフィックデザインソフト「イラストレーター」を使って学校の校章をデータ化するという仕事を任せてもらったこともあります。イラストレーターをさわるのは初めてでしたが、先輩に教わったりインターネットで学んだりしながら覚えていきました。
現在は仕様書のデジタルデータ化に取り組んでいます。仕様書というのは商品の生産を自社工場に指示するための書類。その基本データをすべてデータベース化し、専用のアプリケーションで管理するというプロジェクトです。去年から他の業務と並行して少しずつ進めているのですが、量が多いので全データの入力完了まで2年ほどかかりそうです。当社にとって重要な効率化プロジェクトなので、やりがいを持って取り組んでいます。
次の世代の社員のために
最初の育休から復帰したとき、所属部署の社員だけでなく、他部署の社員からも「おかえり!」と温かい言葉をかけてもらったことを覚えています。この会社で働いていてよかった、と思った瞬間でした。こうした社内の雰囲気があるからこそ、制度が生きるのだろうと思います。
2人の子供を育てながら、これからも仕事を続けていきたいと思っています。特にまだ子供が幼いこの時期に、時短勤務で働けるのはありがたいですね。有給も活用しています。妊娠中は検診に行くために、午後から半休有給を取ることもよくありました。
当社は長い歴史を持つ企業ですが、社会や時代を反映しながら変わり続けています。この数年で育休取得者が増えたこともその一例ですが、現在もさまざまな制度や仕組みが検討されています。次の世代の社員のために、私たちが良い前例になっていけたらと思っています。