人間同士のつながりが生まれる仕事
私はセールスとして中学校・高校に学校オリジナル制服や体育服、防災アイテムのご提案をしています。制服はすぐにモデルチェンジするものではありませんので、先生方と長いお付き合いをしながら、いかに信頼関係を築いていけるかが大切になります。
私が最初に制服リニューアルの受注をしたのは、入社3年目のことでした。現在入社9年目なので、6年前のことになります。その最初に受注をした学校で窓口のご担当だった先生から、今春、メールをいただきました。
その先生は異動されて今まで別の学校に勤めていたのですが、このたび、校長先生として元の学校(私が制服リニューアルを担当した学校)に戻ってこられました。そのお知らせのメールをくださったのです。わざわざご連絡くださったことにたいへん感激しました。
一回きりの商談で終わるのではなく、人間同士のつながりが生まれ、長く関係が続いていくというのは、この仕事の特徴の一つだと思います。
「セールス」という言葉から、話すのが得意な人じゃないとできないのではないかと思う人もいるかもしれませんが、まったくそうではありません。私も流暢なトークができるタイプではないです。今でも人前に出ると緊張します。
ただ、人といろんな話をしたり、話を聞いたりするのは好きです。そういう人であればこの仕事は続けられると思います。時間をかけて誠実に相手と関係を築いていけば、やがて実を結ぶ仕事です。
入学式を見学したときの感動
制服をリニューアルした学校の入学式を初めて見学したときのことを、今でもよく思い出します。1年以上にわたる打ち合わせを重ねて、ついにできあがった新制服。その採用後、最初の入学式がどうしても見たくなり、学校にお願いして見学させてもらったのです。
100人以上の新入生がずらっと並ぶ光景を見たときは、胸がいっぱいになりました。そして同時に、制服という商品を手がけることの責任も、生徒を目の前にしてあらためて感じるようになりました。学生服は、一生に一度のスクールライフと共にあります。
チームで助け合いながら仕事をする
営業活動そのものは各セールスが担当する学校を一人でまわっていますが、私たちはチームで助け合いながら仕事をしています。なにかあったときはいつでも相談できる仲間がいます。困っている人がいたら助ける関係ができあがっています。
そうした職場の雰囲気をずっと維持できるように、私は普段から意識的に社内のメンバーに話しかけるようにしています。なんでもないことでも気軽に声をかけて、雑談をしています。そういう雰囲気は人から人へ伝わり、お互いに話しやすい環境づくりにつながると思っています。
誰かが一人で悩みを抱え込むような職場にならないように努力していますので、これから入社する方も安心して入ってきてほしいと思います。