商品情報を管理し、
スムーズな生産と
納品を実現する。

商品管理(学校制服)

AKASHI S.U.C.スクール商品部

総合職/新卒入社

全国の情報を扱う生産の司令塔

スクール商品部は、学生服の商品情報を管理する部署です。学生服にはさまざまな種類があり、それぞれ使われる材料(生地や、ボタンなどの資材)が異なります。それらのデータを一括して管理し、スムーズな生産と納品を実現するのが私たちの仕事です。

全国の支店・営業所から日々、学生服の注文が来ますので、材料の在庫を確認し自社工場に生産を指示します。納品日を確認して、生産スケジュールを調整・管理するのもスクール商品部の役割です。

私の担当は詰襟と小学生服。詰襟はシンプルな見た目をしていますが、表地・裏地・芯地・ボタン・肩パッドなど、全部で4050種類の素材が使われています。すべてが揃っていないと製造をスタートすることができません。私たちは、全国の支店・営業所と自社工場をつなぐ情報の橋渡し役であり、生産の司令塔でもあります。

毎年、4月の入学式までに必要な数の学生服が揃うよう、一年間かけて準備します。繁忙期は忙しいですが、一年かけて準備してきた商品が出荷され、全国の小学校・中学校・高校で無事に入学式がおこなわれるのを見届けたときは、大きな達成感があります。

この業務は、営業部、生産部、物流部の各部署と私たち商品部が連携を取り、協力しながら進めることで完結します。一部の人のがんばりで動かすのではなく、「みんなで成し遂げる」という喜びを感じられるのも、この仕事の特徴だと思います。

「黒」にもいろんな黒がある

詰襟学生服は、黒色をしていますよね。その「黒」は一種類だけではないということをご存じでしょうか。私が入社して間もない頃、2つの詰襟を並べて、先輩に「この色の違い分かる?」と聞かれたことがあります。当時の私には同じ色に見えました。黒は黒でも風合いの柔らかな深みのある黒もあれば、シャキッとした光沢感のある黒もあります。経験を積んでたくさんの生地を見るうちに、私もそれが見分けられるようになってきました。

このように私たちスクール商品部は、いわば商品素材の専門家として、幅広い知識を身につけています。新商品をつくる際には、素材の特徴を活かした商品づくりができるよう、開発担当者とアイデアを出し合います。

情報の背景を知ること

私が普段から心がけているのは、その材料が必要とされている「背景を知る」こと。「この生地を使って商品サンプルをつくりたい」と販売部から依頼されたとき、どのような理由でその生地を使おうとしているのかを知ることで、「それならこっちの別の生地も選択肢としてありえますよ」とアドバイスすることができます。製造コストを考えて代替案を出すこともできます。

言われた通りに、情報をそのまま中継するだけでも仕事は進められます。しかし背景を知った上で情報を扱うことによって、より効率的な生産や、より価値の高い商品づくりを実現できるのではないかと思っています。

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