#縫い糸 #番手 #縫製
ジャケットの袖を詰めたり、シャツのボタンを付け直したり、ズボンの裾を伸ばしたり…。
ちょっとした手直しはご自宅でする方もいらっしゃいますよね。
縫い方はもちろんですが、どんな糸を選べばいいのか悩む方も多いのでは?
制服の手直しにオススメの糸をご紹介します。
まずはミシンを使うのか、手縫いをするのかによって使用する糸が変わります。
一番大きな違いは、糸の撚りの方向です。
ミシン糸で手縫いすることができない訳ではないですが、糸がねじれたり、絡まったりしやすいので、縫いにくく、強度が落ちたり、見た目が悪くなったりします。
逆に手縫い糸をミシンで使用すると、切れてしまったりすることもあります。
購入するときには、ミシン用、手縫い用(家庭用)の表記を確認して選ぶようにしましょう。
糸の太さは一般的に番手という単位で表示されます。
数字が大きいほど、糸が細くなります。
細い糸は薄手の生地向き、太い糸は厚手の生地やボタン付けに向いています。
20、30、60、90番手あたりがよく使われていて、入手しやすい番手だと思います。
糸にもいろいろな素材のものがありますが、ポリエステル糸、綿糸が一般的です。
糸は生地の素材に合わせて選びますが、強度を求める方にはポリエステル糸がオススメです。
・スパン糸 … 綿のような短いわた状の繊維を撚り合わせたもの
・フィラメント糸 … 絹糸のように長い繊維を撚り合わせたもの
慣れていない方は取り扱いやすい、スパン糸がオススメです。