#スカート #プリーツ #ヒダ #キープ
制服のプリーツスカートはなるべく取れにくいようにしっかりとヒダ加工をしていますが、着用の仕方によってプリーツが開いてしまいます。
プリーツの保持には定期的なアイロンが効果的ですが、アイロンの温度やあて方に個人差もあり、少々リスクを伴います。
本内容にしっかり目を通していただき、正しいプリーツのお手入れをお願いします。
アイロンの際は、スカートを裏返し、ヒダ1枚ずつに裾からウエストへ、元の折り目に沿って熱をかけてください。
元の折り目がずれるとそのカタを取るのがとても大変で難しくなってしまうのでご注意ください。
いちヒダ毎に根気よく丁寧にアイロンがけをするだけで末永いシルエットが保持できます。
また、寝押しという方法もありますが、折り目がずれないように敷き布団で押さえるのに非常にテクニックが必要です。
近年のライフスタイルではベッドが主流でマットが圧を吸収してしまい思った効果が得られない場合もあります。
なぜ、アイロンを裏返してあてるかについてですが、
①アタリの問題
アイロンを掛けることで生地の表面が平らになり、鏡のように光が反射してテカテカみえる「アタリ」という現象になることがあります。それを防ぐために表面に直接アイロンを当てません。
②素材(繊維)の熱可塑性を利用するため
繊維は熱がかかった側に収縮する特性があり、表側のプリーツに熱がかかると次第に外側に反ってしまいます。
その特性を利用して、裏側に熱をかけることにより表側のプリーツが次第に内側にカールしてシルエットがきれいに見えるからです。
また、ポリエステルが多ければ、より熱可塑性が期待できるのでアイロンは更に効果的です。
ただし、折り目をずらすと一旦付いた新たな折り目はなかなか消失しませんのでご注意ください。