昭和61年4月に「普通科 普通コース」「普通科 英語コース」「芸術コース(現:芸術科)」を有する特色ある学校としてスタートし、本年で創立29年目を迎えた第5学区で最も新しい県立学校。
〒818-0122
福岡県太宰府市高雄3-4114
男女ともにブレザースーツスタイルですが、女子は入学式や卒業式などの式典用の無地とそれ以外の場面で着用して良いチェック柄の2種類のスカートがあります。
創立30周年を迎えるにあたり、新たな伝統を創っていくために制服をリニューアルされました。生徒たちにはより良いものを着てもらいたいという思いから機能性の高い最新素材を採用されています。
生徒が新制服デザイン
世界で唯一のチェック柄
「本校は今年で創立30周年を迎えます。それを契機に、新たな伝統を創っていきたいと考え、制服をリニューアルすることにしました」
福岡県立太宰府高等学校(江口也文校長、生徒数1035人)の生徒指導主事・柴田裕史主幹教諭は同校の制服改定理由についてこう説明。「加えてこの30年間で新しい素材も出てきて、質も高まり機能性にも富んできています。できれば生徒たちによりよいものを着せたい。こうした思いも制服改定理由の一つです」と続ける。
同校は普通科(普通コース・英語コース)と、県内全域から学力検査が可能な芸術科を持つが「この学科編成が、今回の制服改定に大きな意味を持つことになるのです」と柴田主幹教諭。まずは一昨年の12月に「制服検討委員会」を立ち上げて、全教職員と全校生徒を対象に制服の改定は是か否か、是ならばフルモデルチェンジかマイナーチェンジか――などを問うアンケート調査を実施した。
「ここからが本校独自だと思うのですが、並行して芸術科の当時の2年生・現3年生35人 に対し、フルモデルチェンジorマイナーチェンジを問うと同時に、それぞれに関する具体的なデザイン画を1枚ずつ描いてもらったのです」
計70枚を委員会で審査し、優秀作数点をピックアップ。さらには最終的に最優秀作品1点にまで絞り込んだ。「それが新制服のデザインとなったのです」と柴田主幹教諭。「つまり本校の新制服は、太宰府高校生自らの手によるデザインということになります」