将来の進路をより実現しやすくするために、3つのコース制を導入している私立高等学校。神戸国際大学の併設や立教大学との教育連携により、整った教育環境を構築しています。
〒062-0021
北海道札幌市豊平区月寒西1条9丁目10-15
世界に一つだけのオリジナルチェック柄を取り入れた制服を採用しました。ブラックウォッチのタータンチェックは校訓を巧みに表現し、新校舎の淡い白色も取り入れています。
平成30年に創立60周年を迎えるにあたり、制服のリニューアルを行いました。
校舎建て替えのタイミングとも合わせて、制服が本来持つ意味合いを再確認してほしいとの思いを込めています。
老舗キルトブランドに校訓を配色した新制服
「あなたのSHINKAを見つけよう」……。①最新の設備と先進の学びで、常に新しい自分へと変化し続ける「新化」②興味を広げ、学びを深めたその先に、将来の目標を見つける「深化」③3年間の学びを通して成長し、それぞれが遂げる「進化」④高校の3年間で自分の真の価値を高める「真価」――という4つの“SHINKA”を今年のテーマに掲げた札幌第一高等学校(浜館宏樹校長)。同校は平成30年に創立60周年を迎えるに当たって、制服のリニューアルを行った。
「本校では前回平成20年にマイナーチェンジをしました。そのときは、主に制服の機能面を手直しし、裁断や縫製を着やすいようにしました。」と浜館校長。「今回、機能面は当然ながら、デザインもリニューアルになりました。」と続ける。
「キャンパスの一新や、創立60周年を迎えることもあって、制服が本来持つ意味合いを再確認するために、今回の制服リニューアルを行いました。」と浜館校長。さっそく大手制服メーカー3社に対し、新しい制服のデザインを求めた。「出来上がった制服のデザインでどれが最適か。教職員全員が投票しましたが、AKASHIさんのモデルが第1位。その結果も考慮して、最終的には私が決定しました」
選定ポイントは女子のスカートに、世界に1つだけの同校オリジナルタータンチェックで、スコットランドの老舗キルトブランド=「キンロック・アンダーソン社」が認定したチェック柄を使っていたこと。加えて「メーカーの方が来校した時に雪が降っていて、さらに新校舎が淡い白だったことから、タータンチェックに白色を織り交ぜてあったことだと思います。」と浜館校長。スコットランドの伝統を受け継ぐブラックウォッチのタータンチェックに校訓=「目は高く、足は大地に」を巧みに表現した配色になったという。
その1つは世界へそして宇宙へと羽ばたく広い視野を持ち、静寂の中にも真摯に誠実に未来に向けて躍進する生徒像を表す『コズミックブルー』。そして北海道の広い大地で一歩一歩着実に未来へと進み、広い心と自然への敬意を払う生徒像を表す『フォレストグリーン』。最後に校章のモチーフとなっている雪の結晶を表現し、新たなスタートとして学校のシンボルとなるアクセントカラー『エターナルホワイト』
今回選定した新制服のチェック柄には、このような意味が込められているという。
その後、生徒指導部と、若い教員や同校を卒業した教員ら10人ほどのメンバーで「制服検討委員会」を立ち上げ、細部を検討し、新制服が完成した。
創立60周年からまた始まる新たな伝統づくり……。「新しい制服に身を包んだ新1年生たちがその伝統を引き継ぎながら、新たな伝統を築いていってくれるはず」と浜館校長は期待する。