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福岡県西南学院中学校

学校概要

一日の授業開始前のひと時に礼拝を行うキリスト教系私立中学校。建学の精神「西南よキリストに忠実なれ」に基づき、本年で創立100周年、男女共学に移行して20年の節目を迎える。

〒814-0001
福岡県福岡市早良区百道浜1丁目1-1

西南学院中学校

モデルチェンジのポイント

地元に親しまれた詰襟・セーラースタイルは残し、素材を上質なタスマニアウールに変更。スクールカラーの「テルベルトグリーン」を追求した深みのあるグリーンを採用しています。加えて、ウォッシャブルかつ撥水・撥油、ストレッチといった活発な年代に対応した機能も取り入れています。

モデルチェンジのきっかけ

創立100周年を迎えるにあたり、制服をリニューアルされました。

伝統と独自性を重視し マイナーチェンジを採用

伝統と独自性を重視し
マイナーチェンジを採用

「本校は1916(大正5)年、私立西南学院(旧制中学)として創立。今年がちょうど創立百周年にあたります。そこで中学校の制服のリニューアルに踏み切ったのです」
 制服改定の理由について、西南学院中学校(中根広秋校長、生徒数664人)の中根校長はこう説明。「制服改定=全面的なリニューアル」というイメージを持つが……。「本校の場合は制服の独自性や伝統、清潔感、着心地といったコンセプトは変更していません。男子=詰襟型、女子=セーラー型も一緒。強いていえばマイナーチェンジといったところでしょうか」

 生徒指導主任を務める瀧田明彦教諭はこう続ける。
 なぜマイナーチェンジなのか?「中学校が男女共学校に移行して中学校と高等学校の一貫教育を開始して今年で20年。特に現在の中学校の制服は男女とも地域にイメージが定着し、ひと目で『あっ西南学院中学校の生徒だ』とわかります。それだけ地域に受け入れられていますから、その伝統と独自性を大切にしようと、あえてマイナーチェンジにこだわったのです」(中根校長)

 さっそくマイナーチェンジを決め、校長や副校長、事務長が中心となって、一昨年の夏に制服メーカー各社が開催する「展示会」を視察。さまざまな制服に触れると同時に、現状や課題などを詳しく調査していった。

 「その後は関係教員と何度も何度も話し合いを持ち、結果的に『マイナーチェンジにしよう』という意見でまとまりました」と中根校長。昨年4月、メーカー4社を対象にコンペを実施。8月24日にはプレゼンテーションを行った。「各社ともそれぞれ満足のいく制服を提案。その後、会議を開いて協議。結果的に総合的な観点からAKASHI S.U.Cに決まりました」

 男子冬服と女子冬服(セーラー)は、素材が上質なウール=最高級のタスマニア・メリノウールを50%使用しながらウォッシャブルかつ撥水・撥油、ストレッチの機能を持たせ、色も同学院のスクールカラー『テルベルトグリーン』を追求した深みのあるグリーンに。女子のセーラーの上に着用するオーバージャケットにも、ウォッシャブル機能をもたせた。また女子のベストには抗菌・消臭・防汚機能も持たせたという。

 「やはり活発なこの年代が日々着用するわけですから、生地の質とウォッシャブルといった機能性は、制服にとってとても重要な要素。とはいっても『質』と『機能性』は相反する面もある……。それをどうバランスをとるか、メーカーとしての腕の見せ所だと思います」と中根校長。今回の制服改定にあたって役立ったのは「メーカー各社の制服展示会の視察。教育のプロの視点から、制服づくりのプロに質問。実にていねいな説明を受けたことは、貴重な体験でした」と振り返る。

 制服のマイナーチェンジによって、これまでの20年の歴史の上に、新たなスタートを切る同校。中根校長は「今までを大事にしながら、さらに次の未来を歩んでいくよい機会になったと思います」と力を込める。

日本教育新聞 平成28年1月4日付掲載より一部抜粋
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